安心・安全への取り組み
製造工程では殺菌力の高い電解水を使用して生鮮野菜の洗浄処理を行っています。
<微酸性電解水生成装置>
電解水とは、電解質(例えば塩酸)を水に溶かし、それを電気分解(無隔膜電解槽内)することで、陽極に得られた電解生成液(次亜塩素酸)を水と混ぜたものです。
※次亜塩素酸は組成式では HClO と表されますが、水素原子と塩素原子が酸素原子に結合した構造 H-O-Cl を持ちます。
電解水は、今まで洗浄に使用されていた次亜塩素酸Na(NaClO)に比べ、以下のような利点が掲げられます。
- 使い勝手
次亜塩素酸Naは希釈して使用するのに対して、電解水は、そのまま使用出来るため、大量の使用時に有効です。また、次亜塩素酸Naはアルカリ性のため、使用器具や人体(手)等への影響があり使用後に洗浄が必須でしたが、電解水は、微酸性のため、洗浄の手間を省くことが出来ます。
- 殺菌力
次亜塩素酸Naは使用時の濃度・温度によっては、殺菌効果が得られにくい微生物があることがわかっています。しかし、電解水は、大腸菌O-157、サルモネラ菌やノロウィルス等、各種病原菌類に対して効果が確認されています。